なんぴあんかんのんじ

楠妣庵観音寺

甘南備(富田林市)
楠妣庵(大正6年建立)
久子誕生の地
楠木正成公の妻久子は、甘南備(かんなび)矢佐利の豪族南江家の生まれと伝えられています。
楠妣庵の由来
久子は、正成公・正行公の死後、この地に草庵を結び、敗鏡尼と称し、十一面観音を奉祀して一族の菩提を弔いました。この草庵が「楠妣庵」です。
復興
楠妣庵は楠木氏没落の後荒廃していましたが、大正4年に加藤鎮之助が私財を投じ、大正6年に再建されました。
観音寺
後醍醐天皇の崩御後、正行公は後醍醐帝の念持仏であった千手観音を祀り「峰條山観音殿」を建立しました。久子の死後、楠木正儀公により「観音寺」と改められ、楠木一族の菩提寺としました。
観音寺もまた荒廃していましたが、加藤鎮之助により大正11年に本堂、続いて昭和3年に書院が再建され今に至ります。
拝観時間 9:00~17:00
入山料 大人200円・小人100円
連絡先 0721-35-5161
住所 大阪府富田林市甘南備1103
アクセス 近鉄長野線「富田林駅」乗り換え、金剛バス「甘南備」下車すぐ
駐車場 無料
HP http://tondabayashi-navi.com/miru/nanpian.html